NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

サッカーよりも野球よりもアメフトが一番面白い!アメリカで最強の人気を誇るアメリカン・フットボールNFL。人間を超越したNFLにまつわる人々を熱く紹介していきます

NFLチーム紹介【12】虎だ!虎になれ!シンシナティ・ベンガルズ

正確にはベンガル虎。虎の中でも強くて大きい虎ですね。

ベンガルズって、とにかくインパクトが強いですよね。なによりもこのユニフォームですよ。オレンジと黒のダンダラ模様。僕はね、最初に見た時、ダサイな!って思いました。なんか弱さを虎でカバーしてるみたいに見えて。

でもね、ちょっと調べるといいチームなんだなぁーって思って印象が変わってきましたね。ちょいダサ、だけどかっこいい、そんなベンガルズを今回は紹介します。

 

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チームの歴史

ブラウンズにいたポール・ブラウンがクリーブランドを追い出されて、でもNFLチームを指揮する夢を諦めきれず、色々うろうろしてシンシナティに新しいチームを作ることに合流できた。1947年。ブラウンは同市の動物園にいた白いベンガル虎にちなんで、ベンガルズと名付けた。

ポール・ブラウンは近代アメリカンフットボールの父と呼ばれ、彼のもとで働いたビル・ウォルシュスーパーボウルを3度制覇している。そして、ブラウンズのオーナーだったアート・モデルと犬猿の中で、幾度も衝突している。

ちなみに、このポール・ブラウンの息子が現オーナーのマイク・ブラウン。数多くの遺産のなかでも、ブラウンズとの確執を一番引き継いでいるのかも知れない。

ベンガルズ・ブラウンズ・レイブンズの確執

同地区にはレイブンズもいる。以前の記事でも書いたが、レイブンズも元々はブラウンズである。この3つのチームが犬猿の中であることを少しまとめてみよう。

初期(原始の)ブラウンズ

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そもそも最初はブラウンズしか無かった。1950年、クリーブランド・ブラウンズが設立される。HCは先ほども紹介したポール・ブラウン氏。ブラウンズってのは「ブラウンさんの選手たち」って意味になるんですね。

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そしてリーグに加盟して一年目、なんとブラウンズは優勝してしまう。その後6年間毎年チャンピオンシップに関わり、ポール・ブラウンはNFLきっての名将として、その名を響かせていた。

ブラウンが追い出され、ベンガルズ誕生

しかし、隆盛いつか衰える。その頃ブラウンズのオーナーが変わった。アート・モデルさんに。そしてその一年後。ポール・ブラウンは解雇される。夢を諦められないポールはシンシナティに、新しいチームを作るわけですね。それがベンガルズです。

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オーナーはポールから息子のマイクに変わって、ホームスタジアムはポール・ブラウン・スタジアムと名前をつけるんですね。

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名将ポール・ブラウンを称えんと、息子は頑張った。そして、宿敵ブラウンズとの軋轢を決して忘れなかった。まぁ、首になったときのオヤジの落胆した姿が息子の目には強烈に残ったんでしょう。試合をする以外、この2チームは全く交流しません。

 

ブラウンズからレイブンズへ

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そして、1990年代。ブラウンズのオーナーは、なんとクリーブランドを捨てるんですね。理由はスタジアムを新しくしてくれないから。なんとまぁ。で、引っ越した先は、メリーランド州ボルチモア。ここでボルチモア・ブラウンズが誕生するはずだった。

しかし、クリーブランド市民がそれを許さなかった。ブラウンの名前はクリーブランドに所有権があるとケンカを売りに行った。そして新しい名前、レイブンズを使用することにした。

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 新生ブラウンズ誕生

アート・モデルがチームを連れて行ってしまったので、クリーブランドには何もなくなってしまった。しかしクリーブランド市民はアメフトが忘れられない。その熱気がどうなったんか分からんが、1999年新しいブラウンズが誕生します。

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ベンガルズはレイブンズ(つまりアート・モデル)が憎い、そしてクリーブランド市が憎い。ということで、この3つのチームはずーっと仲が悪いんですね。

 

さてチームの戦績はどうか。

地区優勝を9回しています。中堅どころの実力といえます。カンファレンス・チャンピオンに2回。つまりスーパーボウルに1981年、と1988年の2度出場していますが、どちらも49ersに残念ながら負けております。ワイルドカードも含め、14回プレーオフに出場していますね。

 

主要な選手

QB アンディ・ダルトン

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2011年のドラフトでround2pick35という上位指名のQBですね。この年はドラフトがほんと豊作の年でした。キャム・ニュートン以外にも一巡指名されたQBは3人いますが、まだ試合でてないですね。どうなったんだろうか。アンディは2巡。なのにずっとレギュラー、エースQBの座を勝ち取ったら、1巡指名だろうが関係ないですよね。

昨年も4000ydsを記録してますし、いいQBだと思いますね。特筆するべきは、インターセプトの回数が減ってることですね。14シーズン以前は毎年15回を超えるインターセプトでターンオーバー喰らってましたが、2015シーズン、2016シーズンは7回、8回と半減しています。これは大きな進歩だといえますね。それでもパス記録は更新してますから、QBとして勝利へのパフォーマンスが向上しています。17シーズンは攻撃する新しいコマが手に入りましたので、これからますます楽しみです。

 

WR AJグリーン

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現在最強のWRとして名前を挙げる人も多いほど。AJグリーンは2011年のドラフトで注目選手でした。当然ドラフト一巡、全体4位指名。プロにはいってからも期待以上の活躍ぶりで、ファンの注目を集めています。

2011年に入団後、毎年1100ydsを超えるパスキャッチを記録してましたが、昨シーズンは800yds台といまいちの結果でした。これからどうなるのかな。 

WR ジョン・ロス

スピード・キングの異名をもつロス。2017年ドラフトでベンガルズの1位指名。round1での指名は猛烈にうれしいもんなんでしょうね。コンバインでは、40ヤード走4.2秒という歴代ナンバーワンの記録を叩き出しました。ロスのスピード、グリーンの高さ。二つ合わせて、ベンガルズは素晴らしい両翼を手に入れたと言えますね。

 

RB ジョー・ミクソン

ジョンロスに負けず劣らずのスピードをもつ、ジョーミクソン。しかし彼は心の成熟さがまだ不十分だとの噂も。口論になって女の人をぶん殴っちゃっていまったりと。結構危うい存在。しかし、スピードもあり、スキルもあり、サイズもあり、強さもあり。とフットボールの素地はどこにも負けない。ただ彼が吉と出るか凶と出るか。楽しみな選手ですね。

 DT ジーノ・アトキンス

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2010年にNFLデビュー。ドラフトでは120位指名と少し埋もれていた人材でした。しかしプロボウルにも数度選ばれ、2012シーズンでは13サックとものすごい記録を出しています。 2016シーズンでも、9サック。TOP100プレイヤーの第29位に選出されていますね。

 

DE カルロス・ダンラップ

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こちらも2010年のドラフトで54位指名、2巡目ですね。アトキンス同様、いいDEですね。2人が作る双璧はQBにとってやっかいなものでしょう。

 

 

ベンガルズ チアリーダー

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