NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

サッカーよりも野球よりもアメフトが一番面白い!アメリカで最強の人気を誇るアメリカン・フットボールNFL。人間を超越したNFLにまつわる人々を熱く紹介していきます

NFL選手は高給取り? 選手の年俸の調べ方

スポーツ選手ってすごく高給取りですよね。国民的スポーツで全米屈指の人気を誇るNFLなら、そのスター選手たちが稼ぐ年俸は、僕達日本人の想像の遥か上をいくでしょうね。

 

でも、普通の日本語サイトをみていたら、彼らの年俸ってのはいまひとつわかりません。今日はその、「選手の気になる年俸の調べ方」について紹介したいと思います。

 

まずはこのサイト「Sptrac」にアクセスしてね(^^)

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Sports Contracts, Salaries, Caps, Bonuses, & Transactions | Spotrac.com

 

これが面白いサイトで、全米4大スポーツの選手が全部調べられるサイトなんですね。

で、NFLにポイントすると

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こんな風にサブメニューがでてきます。今回は「年俸」を調べたいので、「サラリーランキング」をクリックしましょう。

 

 

そうすると、右側に、top hit capとか色々でてきますね。NFLの給料って非常に複雑になってまして、少し解説が必要です。

 

給料・年俸の解説

  1. Top Cap Hits

     チームのサラリーキャップに影響する分のサラリーですね。しかしこれが直接選手がもらう金額とはまるで違うます。少々複雑な契約の中で、このキャップヒットが決定しています。でもま、この金額が多いということが高給取りである、ということには間違いありません。このランキングを見るのが結構面白いわけです。

  2. Top Base Salaries
     これが基本給と思ってください。でも同じ選手でも年ごとに違います。例えば5年契約で20億円を締結した選手でも、4億✕5年、ではなくて、1億、2億、3億、6億、8億、という風に段階的に増えていく契約をしているのがほとんど。
     なぜこの契約になってるかですが、例えば初年度で怪我をしまして、復帰不可能となったとしますよね。もしくは成績不良で出ていって欲しいとか。そういう時、球団は5年契約であっても途中解約できるんです。めっちゃ選手にとって不利な契約を交わされてるんですね。これがベースサラリーの秘密です。
     で、もし20億を5年で上記のように段階支出契約してる選手を、2年目で放出しますよね。そうすると現金の支出は1億円のみで済むわけです。なんて球団にとってお得なのでしょう。でも、選手を守る側の契約サラリーもあるんですね。

  3. Signing Bonnus
     これが選手を守る側の契約。これは契約時にドカンと一括でもらえる金額なんですね。だから選手側は、ベースサラリーが多いことより、サインボーナス(通称SB)が多い契約を望むんです。
      A : ベース14億、ボーナス1億=合計15億
      B : ベース10億、ボーナス5億=合計15億
    これなら、どの選手もBを選択するわけですね。自分がいつ球団から首をカットされるかわからん世界ですからね。
     さらにいうと、このサインボーナスは、サラリーキャップに影響するんです。仮にボーナス5億で5年契約だとすると、毎年1億ずつサラリーキャップを負担します。そうすると、球団側は不要選手をカットしたとしても、他の選手にお金を支出することができないわけです。つまり余剰金が生まれないわけですね。だからチームはおいそれと、選手をカットできないわけです。このSBはそういう抑止力にもなりますから、選手側はとくにこのSBを多く獲得できるエージェントを求めるんですね。

  4. Top Dead Cap
     上記のように、もし仮にカットしても残る、サラリーキャップに影響する「使えない金」のことをNFLでは「Dead Cap(死んだ金)」と呼びます。つまりこのデッドキャップが多い=選手側にいい契約をしている ということですね。

 

というように、お金が結構複雑な契約で支払われています。今回はまずはサラリーキャップだけを比較して紹介してみましょう。

 

トップサラリーキャップ(CapHit)ランキング

1 Joe Flacco QUARTERBACK $24,550,000
2 Carson Palmer QUARTERBACK $24,125,000
3 Kirk Cousins QUARTERBACK $23,943,600
4 Matt Ryan QUARTERBACK $23,750,000
5 Justin Houston OUTSIDE LINEBACKER $22,100,000
6 Matthew Stafford QUARTERBACK $22,000,000
7 Von Miller OUTSIDE LINEBACKER $20,400,000
8 Aaron Rodgers QUARTERBACK $20,300,000
9 Cam Newton QUARTERBACK $20,166,666
10 Josh Norman Corner Back $20,000,000

 

トップ10は年俸22億円レベル

とこうなってます。やっぱり、QBって高給取りですね。トッププレイヤーってそんなお金持ちなんですね。いやービビります。このQBらの中にいる、ヒューストンと、ミラーのLB、そしてCBのノーマン。彼らのパフォーマンスって相当なんでしょうね。もちろん、他のDTの選手とかもスゴイんだろうけど、まだルーキーだったり、FA前だったりでサラリーキャップに上がってこない選手もいるわけですから。これもまぁそれほど正確ではないわけですね。

 それにしても、トム・ブレイディが上がってこないのが面白いですね。現役最強QBの名高いのに。ってことは、HC側は、QBに支払う給与を下げて、平均的にいい選手を集めてチームの総合力を保つ戦略を取っていることが想像できますね。その戦略には、当然エースQBであるブレイディの自己犠牲が不可欠ですよね。自分だけでなく、チームの勝利のために、という意識がペイトリオッツに浸透しているからこそ、こんな作戦が取れるんでしょう。ベリチックHCの「Next man's UP」の基本理念がキャッシュ計画にも浸透している好例ですよね。

 

この年に現金もらったヤツランキング Total Cash Ranking

これが一番分かりやすいかな。NFLドラフトのルーキーのやつらがゲットしたボーナスも入れて、誰が現金一番もらってるの?ってやつですね。

 

rank name posision money
1 Andrew Luck QUARTERBACK $27,000,000
2 Kawann Short DEFENSIVE TACKLE $26,000,000
3 Josh Norman CORNERBACK $24,000,000
4 Kirk Cousins QUARTERBACK $23,943,600
5 Cam Newton QUARTERBACK $23,666,666
6 Stephon Gilmore CORNERBACK $22,968,750
7 Jason Pierre-Paul DEFENSIVE END $22,250,000
8 Chandler Jones OUTSIDE LINEBACKER $22,000,000
9 Eric Berry FREE SAFETY $21,000,000
10 Joe Flacco QUARTERBACK $21,000,000
11 Nick Perry OUTSIDE LINEBACKER $20,725,000
12 Myles Garrett DEFENSIVE END $20,723,004
13 Ndamukong Suh DEFENSIVE TACKLE $20,000,000
14 Antonio Brown WIDE RECEIVER $19,910,000
15 Leonard Fournette RUNNING BACK $18,351,067
16 Kevin Zeitler GUARD $18,000,000
17 Ryan Tannehill QUARTERBACK $18,000,000
18 Sam Bradford QUARTERBACK $18,000,000
19 Carson Palmer QUARTERBACK $17,500,000
20 Ricky Wagner RIGHT TACKLE $17,500,000

 

アンドリュー・ラックは脅威の稼ぎ

で、一番はコルツのQBラックでした。27,000ドルて約30億円ですね。ごっつい。ごっつすぎ。次席のカワン・ショートはパンサーズのDT。今期フランチャイズタグをゲットした大物ですね。3位はさっきもあがってたジョシュ・ノーマンCB。こいつどれだけスゴイ選手なんでしょうか。移籍したて、ですからその分のボーナスもあるんでしょうね。 

 

カズンズは正念場

さて、4位のQBカズンズですが、ちょっと調べると、2017年のみの契約となってます。ってことは、今期がほんまに正念場。結果だせなかったら、転落組ってことですね。これもまた怖い。

他にもペイトリオッツに移籍した元ブルズのCBギルモアがいます。スゴイ高給取りですね。チャンドラー・ジョーンズはNE→ARIへ2016年から移籍してます。

 

ドラフトルーキーが2人イン

ど鉄板ドラ1位のマイルズ・ギャレットは20,000千ドルゲット。22億円を22歳で手に入れたという事になります。同じくLSUのRBレオナルド・フォーネットがJacksonvilleに入りましたが、彼もまた18,351千ドルと大きな現金を手にしていますね。いやーまさにアメリカンドリームですね。

 

 

今まで一番稼いだやつランキング (Carrer Earnings)

これも調べてみましょう。

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おお、トム・ブレイディの名前があがってますね。ま、18年QBやってますから当然といえます。イーライ・マニングの2億ドル(220億円)は恐るべし数字・・・。この中ではほぼQBですが、2人だけ異例の選手がいますね。

 

7位 Julius Peppers 

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2002年にNFLデビュー。パンサーズで8年、ベアーズで4年、パッカーズで3年、そして古巣パンサーズに今季から戻ってきた、LBのペッパーズです。すごいね。生涯獲得171億円だ。これもNFL15年やってるからスゴイ。継続は力なり。

 

8位 Lally Fitzgerald

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カージナルズのエースWR。もうベテランですよね。2004年にNFLデビューして以来、ずっとアリゾナ・カージナルズの名選手で居続けています。もうミスターカージナルズって言っていいんじゃないでしょうか。生涯獲得年俸154億円です。お見事。

 

マット・ライアン、ロジャーズ、ジョー・フラッコなどはまだまだ現役生活が続くので、獲得年俸はまだまだ伸びるでしょうね。

 

 

 

まとめ

さぁ、こんな感じで、NFLの年俸ランキングは調べることができます。こいつそんなもらってるのか!って思いながらゲームみると、それも面白いですよね。あと好きなチームを作って、そのチームのサラリーキャップがどれくらい余白があるのか。それを意識しながら、どんな選手を獲得するのがいいだろうか、なんてGMの気持ちになって考えてみると、トレード情報なんかもとっても面白いと思います。

NFLは情報。楽しいですね。