NFL超入門!~群雄割拠の32国志演義~

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NFL解説 ポジション紹介 RB(ランニングバック)

オフェンスチームの点取り屋 RB

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 上の図で言うQBの下にポジションしている2人がいます。近いほうがフルバック、遠いほうがハーフバック(もしくはテールバック)、このポジションにいる選手をランニングバックと呼びます。

 結局のところ、ボールキャリアになるのはRBとWR、この二つのポジションが多いです。最近はタイトエンドを多用するアサイメントも多いんですが、オフェンスの基本はこの2つ。今回は、このRBについてご紹介します。

 

  1. ランプレイ=ランニングバックRB
  2. パスプレイ=ワイドレシーバーWR

 

RBの名選手については、別記事にまとめてありますのでご参照ください。

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 とにかくRBはプレイが熱い。これぞアメフトと叫びたくなるようなプレイです。群衆の中に突っ込んで行き、僅かな隙間をねって、持ち前の足でゲインを稼ぎ出す。これがRBです。

 

 

確実に前にすすめるランプレイ

 NFLでは、ファン獲得監修獲得のために、派手なプレイが好まれますので、WRをつかったロングパスプレイが多く見られますが、日本の大学アメフトなどでは、ほとんどがランプレイです。

 

 オフェンス3回の中で、10ヤードを進まなければならない。パスプレイは失敗すれば、0ヤードゲイン。もっと派手に失敗すればインターセプトされ、ターンオーバーという最悪なシナリオもあります。

 大切な攻撃の機会を棒に振る訳にはいきません。ランプレイはブロッカーの技術とRBの走破力で、なんとか3ヤードを進むことができれば、およそ4回の攻撃でファーストダウンが獲得できるという安全策。だから、ランプレイが大学では多発されます。

 

 

 

ランプレイの平均獲得ヤードはどのくらいか

 昨年度のNFLで最もボールを運んだRBが、ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット。2016年デビューのルーキーながら、最も素晴らしい評価を得た選手です。

 そんな彼の一回のボールキャリア平均は5.1ヤードです。これは恐ろしい数値です!こんな選手はアメージングすぎる。なんせ2回の攻撃権で必ず10ヤード進まれるわけですから。

 

 ではもう一人紹介します。タンパベイ・バッカニアーズのエースRBダグ・マーティンは、昨年度は144回のボールキャリアで、421ヤード。平均獲得2.9ヤードでした。NFLの超すごいRBでさえ、3ヤードという平均獲得はとびきり大変な記録なわけです。一度のボールキャリアで3ヤード進んでくれたら、もう超一流といって過言でないでしょうね。

 

 

RBに必要なのは、「ど根性」と「俊敏性

  まずは何と言っても、ど根性。ガッツがある選手でないとダメでしょうね。ぐんぐんと群衆に突っ込んでいくわけですから。そして、RBが倒されるときは必ずタックルが来ます。このタックルに耐えながら、決してボールを落とさずに、それでもパフォーマンスを保ち走りきる。このど根性とガッツがRBには必要です。

 身長は必要ありません。NFLでも170cm台のRBが何人もおります。持ち前のガッツと素早さで怪物に立ち向かう男。これがRBです。

 

 

 そして、何と言っても俊敏性。右から左へと、急激なカットバックによって相手のタックルをかわしていき、ゲインを稼ぐ。陸上の100M走のような長距離を走る能力はRBに必要ありません。たった1ヤード!この超短距離を誰よりも素早く動ければ、超一流のランニングバックです。誰にも捕まえることはできないでしょう。

 

 さらに、NFLでは、RBをつかったパスプレイも多く見られます。パスブロックに行くと見せかけて、WRが囮となって、DB陣をディープゾーンまで引っ張り込み、LBのオープンスペースに走り込み、QBからこっそりパスを受け取る。こんなプレイも多いです。NFLではランだけでなくキャッチセンスも必要になってくるわけです。

 

 現在(2016年シーズン)のトップ5 ランニングバック

①エゼキエル・エリオット(ダラス・カウボーイズ#21 )

シーズン獲得ヤード 1,631yds 
1試合あたり平均獲得ヤード 108yds

 

②ジョーダン・ハワード (シカゴ・ベアーズ#24)

シーズン獲得ヤード 1,313yds 
1試合あたり平均獲得ヤード 80.4yds

 

 

③デマルコ・マレー (テネシー・タイタンズ#29)

シーズン獲得ヤード 1,287yds 
1試合あたり平均獲得ヤード 80.4yds

 

 

④ジェイ・アジャイ (マイアミ・ドルフィンズ#23)

シーズン獲得ヤード 1,272yds 
1試合あたり平均獲得ヤード 84.8yds

 

 

⑤レベオン・ベル (ピッツバーグ・スティーラーズ#26)

シーズン獲得ヤード 1,268yds 
1試合あたり平均獲得ヤード 105.7yds

 

 

 

他にも、49ersのカルロス・ハイド、コルツのフランク・ゴア、ビルズのルショーン・マッコイ、セインツのメルビン・イングラム、カージナルズのデビッド・ジョンソン、ファルコンズのデボンタ・フリーマンなどたくさんおりますが、こちらは思い切って割愛としますwwww

 

 

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