NFLにはフットボールチームが32チームあります。AFCとNFCと2つのカンファレンスごとに16チームずつあります。日本のプロ野球のセ・リーグ、パ・リーグみたいなもんですね。この話はまた別の機会にとっておきましょう\(^o^)/
さぁ、今回はAFCのヘッドコーチを紹介しましょう。()内の順位は、NFL公式サイトから発表がありましたヘッドコーチ、パワーランキングの数字です。まぁこれは、半分人気投票みたいなもんでしょう、ついでに御覧ください。
<目次>
AFC東地区
バッファロー・ビルズ ショーン・マクダーモット(29位)
HC歴はゼロ年のまだルーキー。2017年シーズンからHCに抜擢された人物。NFLでのプレイ経験はないが、イーグルスで12年、パンサーズで6年間DCをやってきている。
マイアミ・ドルフィンズ HCブライアン・フローレス(2019-)
ペイトリオッツのLBコーチ兼DCとして、スーパーボウル優勝に貢献し、ゲームが終わるや否やマイアミに飛んできた人物。1981年生まれの37歳でまだまだ若い。新しいコーチ陣はOC、DC、CBコーチ、皆ペイトリオッツ出身。ドルフィンズが生まれ変わる。そんな予感がします。
ニューヨーク・ジェッツHC アダム・ゲイス(16位)
アダム・ゲイスは2018年にドルフィンズのHCを解任されて、同地区のJETSが彼をピックアップ。2019年からJETSでリスタートをします。JETSはHCで結構苦労しています。もっと強くなりそうな気がするんですが、なかなか大変。
ゲイスHCもプロでプレイした経験はない。2003年からライオンズでQBコーチをしてから、コーチのキャリアをスタートしている。以後、49ers、ブロンコス、ベアーズのOCを経て、現在に至る。セインツのHCだったジョー・ヴィットさんの娘さんと結婚しています。
ニューイングランド・ペイトリオッツHC ビル・ベリチック(1位)
NFLでのプレイ経験はないものの、無双の強さをみせているリーグ最強のHCがビル・ベリチック。現在64歳。1975年、つまり彼が23歳のときからNFLのコーチという職業について以来、ずっとNFLから離れていない。
コルツ、ライオンズ、ブロンコス、ジャイアンツのコーチを歴任したのちに、1991年から5年間ブラウンズのHCについている。しかし、この時は負け越しが続き、HCを解任されてしまった。次にペイトリオッツのコーチ、ジェッツのOCを経て、2000年から現在のペイトリオッツのHCについている。
第36回、38回、39回、49回、51回のスーパーボウルを制覇している無双HC、言わずと知れた名将です。
AFC北地区4チーム
シンシナティ・ベンガルズHCザック・テイラー(2019~)
14年間歴任してきたマーヴィン・ルイスをカットして、新たにHCとしてベンガルズが用意したのが、彼ザック・テイラー。現在35歳。2017年にショーン・マクベイがラムズに来た時に、一緒にNFLにデビューした若手です。NFLコーチキャリアは8年目。優秀な結果を残してないと、経験少ない若者にこの大役は巡ってきません。ベンガルズが昨年のラムズのように生まれ変わるのでしょうか?期待しています。
クリーブランド・ブラウンズHC フレディー・キッチンズ(2019-)
キッチンズさんは1974年生まれの44歳!なんかもっと年いってるように見えますね。彼はブラウンズのRBコーチをしてたんですが、HCヒュージャクソンが解任されたのと同時にOCも解任されて、そのままスライドアップでOCに昇格。そんで仕事ぶりを評価されて、2019年からHCにまで昇格してしまったんですね。
ボルチモア・レイブンズHC ジョン・ハーボー(6位)
有名なハーボー兄弟の兄。弟はかつて49ersのHCをしていて、47回スーパーボウルでは兄弟対決を繰り広げた。NFLでのキャリアは1998年からスタート。イーグルスのスペシャルチームコーチを10年間しており、その後2008年にレイブンズのHCに就任。監督就任してから9年が経過しました。プレーオフに進出したのは合計6回(6/9)、うち2012シーズンの第47回スーパーボウルを制覇。相当優秀な監督だと思います。
ピッツバーグ・スティーラーズHC マイク・トムリン(4位)
NFL史上初の黒人HC、トムリンさん。彼もプロ経験なしの生粋のコーチ。大学卒業後の1995年に陸軍学校でコーチをスタートして、2001年にバッカニアーズでNFLのキャリアがスタートしています。その後1年間だけ、バイキングスのDCをして2007年からスティーラーズのHCに大抜擢。以後10年間HCを務め続けていますね。
10年間の中でプレーオフに進出したのは7回。特に2年目となる2008年シーズンは第43回スーパーボウルを制覇しています。
AFC南地区4チーム
インディアナポリス・コルツHC フランク・ライヒ(新任)
スーパーボウルを制覇したフィラデルフィア・イーグルスのOCをしていた人です。元々はQB畑出身で、コーチングスキルも高く、「攻め」の姿勢が強い人のように思います。HC職をするのは実は初めて。コルツにはQBアンドリュー・ラックがいますから、上手に育てて欲しいですね。
【前年までのHC】
2012年からコルツのHCとして活躍している。パガーノになってから、負け越しは無い。っていうか、マニングがいた時代のコルツが9年連続プレーオフ出場、うち7年地区優勝という無双振りを発揮ししていたので、パガーノHCになってから陰ってきたように思ってしまいますね。
2015-2016ともに8勝8負けというスコアを残しているので、これ以上そんなシミッタレた結果が続くと、今年解任されるでしょうね。アンドリュー・ラックはもっとできるはず。ってのが、世間の評価でしょう。
ジャクソンビル・ジャガーズHC ダグ・マローン(26位)
2013年にビルズのHCをして、つぎにジャガーズに移籍。そのままジャガーズのHCに昇格したのがダグ・マローン。ひcになるまでは、OLコーチを歴任していて、2006年から3年間はドリュー・ブリーズのセインツのOCを務め、スーパーボウル制覇に貢献しています。
テネシー・タイタンズHC マイク・ブラベル(新任)
前任者のマイク・ムラーキーHCがGMとチーム戦略の方向性で揉めて、解雇処分となりました。ブラベルHCはコーチ歴は長いものの、HCをした経験はありません。いいOCとDCを招聘して根性根性ど根性で、シーズンを乗り切ってほしいところです。
【前年までのHC】
マイク・ムラーキーHCは、TEとしてバイキングスとスティーラーズで活躍した。2004年にビルズのHC、2012年にジャガーズのHCをしているが、どちらも2年、1年と結果を残せず解雇され、悔しい思いをしている。テネシーに世話になってるのも昨シーズン16から。今年が結果だせなければ、また解雇されるでしょう。
ヒューストン・テキサンズHC ビル・オブライエン(18位)
2014年からテキサンズのHCに就任して、HC歴は3年。今年の出来如何ではHCをすげ替えることも考えられるテキサンズ。頑張って欲しい。自身はDB出身。でもOCやQBコーチなどを務めてきたので、非常に勉強家なことがうかがい知れますね。
それにしてもJJワットにジェデベン・クローニーという2匹の怪獣をもっているテキサンズ、課題はオフェンス力でしょう。コーチの力量が問われるところですね。
AFC西地区4チーム
デンバー・ブロンコスHC ビック・ファンジオ(2019-)
D#畑の名コーチです。昨年までベアーズのDCをしていて、最強D#チームを作り上げた手腕の持ち主。ブロンコスはD#に素晴らしい選手が揃ってますので、ファンジオHCのもと、さらに強力なチームが作られそうですね。
ロサンゼルス・チャージャーズHC アンソニー・リン(32位)
デンバー・ブロンコスの正RBとしてNFLでも活躍していたアンソニー・リン。マイク・シャナハンHCのもと、ジョン・エルウェイQB時代にスーパーボウルを2度制覇しているRBです。
実は、彼、現役のRB時代に、あの名将ビル・ウォルシュから「お前コーチやらねぇか?」って誘われてるんですね。しかもスーパーボウル制覇する前に。
その一言がきっかけで、引退後しばらくして、ブロンコスのアシスタントに。その後ジャガーズ、カウボーイズ、ブラウンズ、ジェッツ、ビルズのRBコーチを経て、いよいよHC1年目を迎えようとしています。
カンザスシティ・チーフスHC アンディ・リード(5位)
「アメフト界の安西先生」こと、名物HCのアンディ・リード。しかも「ホワイト・ヘア・デビル」と言われた怖い方の安西先生です。彼もビル・ウォルシュの系列。1999年から4年間イーグルスのHCを務め、そのご2013年からチーフスのHCとしてチームを牽引しています。HCになるまえは、パッカーズでQBコーチをしていて、ブレッド・ファーブの指導をしていたのも彼です。
オークランド・レイダースHC ジョン・グルーデン(再任)
かつてレイダースのHCをしていたジョン・グルーデンがHCに返り咲きました。2018年シーズンはグルーデン体制のレイダースを見れるでしょう。
それにしても2017年シーズン、スーパーボウル候補チームと名高かったレイダース。なぜか地区優勝の「ちの字」さえも消え失せてしまいました。前任のデル・リオHCだけの責任でも無いとは思うのですが、NFLって薄情な世界ですよね。
【前任HC】
LB出身のジャック・デルリオ。セインツ、チーフス、カウボーイズ、バイキングスの4チームでLBをしてきました。
選手を引退して、翌々年に、セインツからオファーをもらいコーチを2年。その後レイブンズにてLBコーチ。パンサーズ、ジャガーズ、ブロンコスのDCを経て、2015年からレイダースHC。